社会情勢の影響で、電気代が上がったり、電力不足と言われる中なので、今回は「賢い“節電家電”の選び方」を家電ライターの倉本 春さんに聞いていきます!
まず、電気代を考える上で、一番気をつけて欲しい家電はエアコン。
・エアコンは家庭で一番長く使われることが多い家電。そのためエアコンの節電は家計に大きく響くことが多いです
Q:エアコンの中でも、「省エネ率の高い製品」の特徴は?
A:「本体がせり出したデザイン」が多め。
・というのも、熱効率に大きく寄与するのが「熱交換器のサイズ」。
・エアコンは、「熱交換器」とよばれる金属の板を、冷媒液で冷やしたり、熱したりして、金属板に風を通すことで熱風や冷風をふきだします。
・そのため、熱交換器が大きいほど冷温風をつくりだしやすく、熱効率が高くなる。
同じく、冷蔵庫もファミリータイプの大きなものの方が電気代がかからない。
・冷蔵庫に関しては、高価格帯のファミリータイプの冷蔵庫がコストがかかる「高効率真空断熱材」を採用していることが大きいです。
・一方、小容量冷蔵庫は「ウレタン断熱材」だけということも。
・たとえば、某S社の152容量の冷凍冷蔵庫は、年間消費電力量は約290kWhですが、ファミリーサイズである504容量の冷凍冷蔵庫は、容量が三倍以上なのに年間消費電力量は約259kWhと低くなっています。
エアコン以外の涼しくなれる家電はこちら
EcoFlow/ポータブルクーラー
前面から冷風を出し、後ろから熱風がでるため、熱風をパイプを使って窓の外に出す仕組みになっています。
ただし、こちらは残念ながら室外機のあるクーラーと比較して省エネ性能は低くなります。
アイリスオーヤマ/IPA-2821GH
アイリスオーヤマの冷風機。
除湿・送風・温風モードを搭載した多機能な商品です。
シロカ/ポータブルクーラー
除湿機能が付いているポータブルクーラー。持ち運びも便利です。